救急車や救急病院の利用にかかるお金

「救急車を呼ぶ時にはお金がかかるの?」「休日や深夜に病院にかかる時のお金はやっぱり高いの?」
こういった急病時のお金についてご紹介しましょう。


今後有料になる可能性も!?

日本の救急車は、ありがたいことに無料となっています。搬送に高速道路を使ったとしても、すべて無料です。アメリカをはじめとする海外では有料のところも多いため、日本は恵まれた国といえるでしょう。

しかし無料なのをいいことに、タクシー代わりに救急車を呼ぶ人が増えたことはよく知られています。急を要さない症状の人が利用してしまうと、本当に一刻を争う患者さんに救急車を手配できないこともあり、大きな問題となっています。

そのような背景から、海外のように有料化にすべきでは?との議論も続いており、今後どうなるかが懸念されます。

ちなみに「早く病院にかかりたいけれど、救急車を呼ぶほどでもない」という場合は、民間の救急車もあります。30分もしくは7キロで4,000円ほどが相場です。ぜひ普段から近くの民間救急の電話番号などを控えておきましょう。

他にも、福祉タクシーを利用する方法もあります。おもに介護を必要とする高齢者などを、病院や施設まで送迎するタクシーですが、ストレッチャーや医療用酸素などを常備しているタクシーも多いことから、救急時にも便利です。 東京都では「サポートCab」として、消防庁の講習を受けたタクシー業者がサービスを提供しています。


夜間や休日のコンビニ受診には特別料金も!?

通常の診療時間が終わった後や、休日に診察を受ける際には「時間外加算」というものがつきます。 おもに早朝の6~8時や、夜18時以降、土曜日の午後や休日などが該当し、それぞれ数百円~数千円の加算が規定されています。

たとえば6歳以上の場合、早朝や夜18時~22時までの「時間外」では、3割負担で255円が加算されます。22時以降の深夜では1,440円、休日では750円(それぞれ3割負担)です。6歳未満ですと、数百円が上乗せされます。 さらに初めて行く病院の場合、初診料もかかりますので、決してバカにできない金額になってしまうでしょう。

また薬局にも時間外加算はありますので、よほどの急病の時以外は利用するのを避けたほうが、経済的にも安心です。

深夜や休日に利用できる救急病院は、原則として急を要する患者さんのための施設です。たとえば「平日は仕事を休めないから」といった理由で利用するのはコンビニ受診といわれ、症状によっては追加で特別料金が徴収される場合もあります。

およそ3,000円~8,000円の間が相場で、医療機関によって異なるようですが、実際に請求があった事例もありますので、安易な受診は慎みましょう。